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画像加工ソフトで重宝するレイヤーの合成モードについて②
WEB制作のGYです。
前回の記事に引き続き、Photoshopのレイヤーの合成モードの活用に関する記事となります。
前回同様、基本的なレイヤー構成と使用する画像は以下の通りとなります。
・覆い焼きカラー
下にあるレイヤーの色を明るく、コントラストを弱める効果のある合成モードとなります。
スクリーンやオーバーレイなどと比較してもかなり強めに明度が上がるので、100%表示のままでは使いにくいです。画像加工に用いる際は不透明度を調整するなどしましょう。
・焼き込みカラー
基本色レイヤーを暗くし、合成したレイヤーの色のコントラストを高める効果を持つ合成モードです。
暗い部分はより暗くなり、且つ白い部分は変化しないという特徴を持つので、同じく色を暗くする乗算レイヤーに比べると明度を下げつつ画像にメリハリをつけるのに向いています。
なお、色調補正からレベル補正をかけることでも同様の加工が可能です。
・ビビッドライト
明るい色を重ねた場合は焼き込み効果によって画像が明るくなり、暗い色を重ねると覆い焼き効果でコントラストの強い画像になるという効果を持つ合成モードです。
彩度を大きく引き上げつつ明度も上がります。下側のレイヤーが白一色の場合は効果が発揮されません。
・ソフトライト
オーバーレイと似た効果ですが、オーバーレイよりもコントラストが弱いので写真の色合いを少しだけ変えたい時などに効果を発揮します。
オーバーレイにも言えますが、加法混色(光の三原色を混ぜることでどんどん白色に近づいていく手法)のため下のレイヤーが明るい色の場合効果は薄くなります。
・比較(暗)
基本色と下にあるレイヤーを比較し、より暗い方の色を採用して出力する合成モードです。
乗算に比べ、明るい部分はそのまま出力されるので画像のコントラストを上げつつカラフルに仕上げたい場合におすすめの合成モードです。
これらの合成モードは前回紹介したものと比較すると変化が極端ゆえにやや用途が限定的なものが多いですが、知っていることで画像加工にも幅が出ることは間違いないでしょう。
よく使う合成モードでしっくりこない場合、一度使ってみるのもいいかと思います。