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書けない人間が考える!文章を少し読みやすくするコツ

こんにちは、デザイナーのMです。

ブログという情報発信ツールの冒頭で言うことではありませんが、私は文章を書くのが得意なほうではありません。

読みやすい文章にするぞ!と意気込んで書き始めるのに、考えているうちにどんどん微妙になってしまう…何故…そんなコンプレックスを長年抱えています。

本記事では、私と同じ悩みを抱えている方向けに、「文章を今より少し読みやすくする方法」を備忘録的にまとめて紹介していきます。

文章はある程度パターン化して考えることで読みやすくなる

読みやすい文章を目指すには、「なんとなく」だけで書き進めるのはNGです。
いくつかのポイントを覚えておき、感覚的だった部分を理論的に変えていくだけでもグッと読みやすくなります。

読みやすさには内容だけでなくレイアウトも大切

意外かもしれませんが、文章は「目で見た時のバランスを良くする」ことで評価に繋げることができます。
段落ごとの文量調節、漢字とひらがなのバランス、余白を取る、適度に短く・改行するといった、レイアウトを整えることも読みやすい文章への第一歩です。

読みやすい文章にする5つのポイント

① 短く区切る

改行が無くひたすら続く文章を読みづらいと感じる理由は一つの文章の中に情報が二つも三つも入り込んでいるためで、それでは読み手に「結局何を伝えたいの!?」と思われてしまうのでやめたほうがいいと言われておりこんなところまで読んでいる方はおそらくいないと思われるのでここまでだらだらと例文を続けているわけですけれども、こんな長い文章をここまで読んでくださった方がもしいらっしゃったら本当にありがとうございます。

長っ!

上記のように、改行が無く、だらだらと続く文章は非常に読みづらいですよね。

要素が二つも三つも入り込んでいると、読み手に「結局何を伝えたいの!?」と思われてしまいます。
一文の中に伝えたいメッセージは一つに絞るのが原則です。「句読点で繋げずにいったん止める」を頭に置いておくだけでも、文章は各段に読みやすくなります。

 

②同じ語尾が連続していないかチェックする

メタバースとは何か?その言葉の始まりは、1992年に出版された小説だと言われています。
コンピューター上で構築された、三次元の仮想空間やそのサービスを指しています。
日本では主にバーチャル空間の一種だと考えられています。

上記の「言われています。」「指しています。」「考えられています。」のように、同じ語尾が複数回連続していると、テンポの悪い文章になってしまいます。文章には気持ちの良いリズム感が大切です。意識して変化を付けましょう。

 

③無くても意味が通じる言葉を削る

<BEFORE>
彼女はAIという分野を一生懸命勉強しています。基本的にはAIのような専門的な分野をすぐに理解するのは難しいですが、AI検定に合格するために頑張っています。

極端かもしれませんが、一例です。よく見ると大した情報量ではないのに文字だけが多く、だらだらとした印象を受ける…あるあるです。

「~という」「~のような」「基本的に」
例えばこういった言い回し。使ってしまいがちですが、読みづらさの原因なので抜いてみます。

<AFTER>
彼女はAIについて一生懸命勉強しています。専門的ですぐに理解するのは難しいですが、AI検定に合格するために頑張っています。

少し読みやすくなったでしょうか?

文章が出来上がったら何度か流して読んでみて、無くても意味が伝わるor短く言い換えられると感じた言葉を少し修正するだけでも、文章は読みやすくなります。

 

④あえて漢字をひらがなにする

難しい言い回しや専門用語が多い文章は、堅苦しく、読みづらい印象を与えます。

漢字でも表現できる言葉をひらがなで表記することを「漢字をひらく」と言いますが、

「出来る」→「できる」 「時」→「とき」 「良い」→「いい」 「有難い」→「ありがたい」

たとえばこんな風に「漢字をひらいて」あげると、文章をやわらかくすることができます。


かといって漢字をひらがなに変えすぎてしまうと逆に読みづらくなってしまうので、文章を誰に読んでほしいのか?を考えながら適宜調整するのがおすすめです。

 

⑤「断定を避ける」のを避ける

勘違いや誤解を恐れるあまり、文章に回りくどい保身の言葉を入れていませんか?

保身の言葉とは、たとえば

「~だとされています」「~だと考えられます」
「もしかしたら●●という可能性もあります」「~だと思います」

こういった、「文章の断定を避ける」ために使う曖昧な表現のことを指します。

自分が書いた文章は相手に正しく伝わっているのだろうか…という恐怖。それから逃れるため、もしくは誤解によるリスクを避けるため、文章に次々と加えられていく保身の言葉。
結果、とてつもなく分かりづらい、キメラな文章が爆誕してしまうのです。

伝えたいという気持ちが伝わりづらい文章に繋がるというのはなんとも皮肉な話ですが、これは本当によくあります。
そこは、勇気を持ってはっきり断定してしまいましょう。それだけで文章は説得力を宿し、分かりやすい印象に変身します。

 

まとめ

読みやすい文章は、センスというよりは個人の努力によって成り立っています。
書き終わった後にいくつかのポイントをチェックするだけでも、文章の読みやすさは大幅に改善されるので、私のようにライティング作業でお悩みの方はどうか諦めないでください!一緒に頑張りましょう!

読みやすい文章の特徴を知ることで、分かりやすい文章を書くお手伝いができていれば幸いです。